床、天井、腰壁と木に包まれる空間。見晴らしのよい南側の窓を大きく取り採光性を高めている

薪ストーブの優しい温もりが家族を包む 待望のカントリーライフを楽しむ、暖かな家

東川町・Yさん宅 家族構成/夫婦40代、子ども2人

田園地帯に建つ三角屋根が印象的なYさん宅。2008年春、大雪山や十勝岳が目の前に広がる自然豊かな東川町に兵庫県から移住してきました。
「北欧の住宅のように木の風合いを生かした暖かい家」というのが住まいへの希望だったYさん。当初は大手ハウスメーカーに発注を検討していましたが、土地を購入した不動産業者から、腕のいい地元の工務店として紹介されたのがシンハマホームでした。
盆地のため、冬はマイナス20℃を下回ることもある上川地方。「北海道の寒さを体験したことがなかったので、家の断熱はしっかりしたいと考えていました」とYさん。その希望に対し、新濱社長は自信を持ってQ1.0住宅を提案しました。
壁は高性能グラスウールによる210ミリの分厚い断熱で、室内の暖気を逃がしません。南向きのリビングは開口部を大きく取り、昼間の太陽光をたっぷり取り入れるよう設計されています。屋根の傾斜によりスムーズな空気の流れが生まれ、換気も効率よく行えます。
電気ボイラーも備えていますが、リビングの薪ストーブだけで家全体がぽかぽか。暖房のランニングコストも抑えられます。「この家では冬も昼間ならストーブや暖房は必要ありません。兵庫で住んでいた家よりも寒さを感じず快適なんです」と話す奥さん。
お子さんは外で雪遊びを楽しみ、暖かい家に迎えられる毎日。初めての北海道の冬を快適に過ごしているようです。

エコ住宅Q1.0 2009年版 事例

■建築データ

□延床面積 139.93㎡(約42坪)
□主な外部仕上げ 屋根/■八切りカラートタン、外壁/■1階道南杉 2階ゼオンサイディング
□主な内部仕上げ 床/■北欧パイン材、壁/■道産帆立珪藻土入り塗り壁、天井/■天然木合板仕上げ

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    家族の顔を見ながら家事のできる対面キッチンは奥さんのお気に入り。リビングにはご夫妻の念願だった薪ストーブを据えた

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    パネルヒーターを設置した2階の子ども部屋

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    おもちゃや衣類を収納できる棚や引き出し。図面にはなかったが職人のアイデアで造作した

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    大型収納の使い勝手がよい玄関。建具には同社が独自に生産委託する一枚板のものを贅沢に使っている

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    北欧の住宅やヨーロッパの山小屋のような外観は温かい色使いが特徴的